
今回はバイクの修理です。
お預かりしたのは BMW R1200RT のABSユニット
新品はかなり高額とのことで、なんとか修理ができないかとご相談頂き、リスクが高いことと、お時間が掛かる事をご了承の上でお預かり致しました。
FTE S2AB90040 ABS-ⅢCAN
というコントロールユニットがついています。
ダイアグ診断では ABSコントロールユニット不良 が出力されるとのこと。

コントロールユニットを分離致します。
こちらのABSは機械系の故障も多いようですが、その場合は弊社では対応ができません。
あくまで、コントロールユニットの不良のみを修理させて頂きます。
しかも、こちらの基板は除去が大変困難なコーティングが施されています。

配線類を外し、やっとの思いでコーティングを除去致しました。
ここから点検を進めていきます。

こちらの基板、原因究明のために、バルブボディのチェックから始まり、かなりの時間をかけて診断致しました。
途中挫折しそうになりながら、半年間もお待ち頂き、修理を完了しました。
修理を終え、コーティングを施した基板です。
分かってしまえば簡単なことですが、本当に苦労しました。
ただ、必ず直るとは言い切れませんので、リスクはあります。
納品させて頂き、無事に正常動作するようになったとのことです。
この度はご依頼ありがとうございました。